祖父の趣味、骨董品収集

祖父が住む家が近かったのもあって、小さいころからよく祖父のところに行ってました。
小学生低学年のころから、学校が終わると弟とバスに乗って祖父の家までえっちらおっちらでした。
今考えると毎日のようによくバス乗ってたな、なんて感心しますけど。

その祖父が、これまた骨董品収集が趣味で。
小さい私には分かりませんでしたけど、中学生くらいになって、祖父が趣味で「骨董品」というものを集めるのが好きだという事実!
見るひとが見ればとても貴重なもの。小さい私には「ナニコレ?」なもの。


祖父の骨董品の多くは、絵画と掛け軸でしたね。
もちろん私にはその価値がわかるわけもなく。ただ、祖父に「骨董品は触っちゃダメ」と言われたくらい。
祖父のなかでとっても貴重なものは、祖父の趣味用の部屋にしまってありましたけど。
入りきらないので、祖母が横でうるさくしつつ、居間にまでおよんでいました。
祖母は、壺は本当に勘弁!なんて言ってたっけ。
祖父は絵画と掛け軸以外にも、壺なり陶器なりを収集していたのですが、祖母曰く、壺は重いから掃除が大変。(ごもっとも!)
骨董品 買取

今では、祖父が収集したそれら骨董品の多くは骨董品買い取りの業者さんの手に渡り、祖父の骨董品の部屋に本当にお気に入りを残すだけとなりました。
買い取ってもらう話が出た当時、祖父はずいぶんと悲しそうでしたが、祖父が言い出したこと。祖母が脇で祖父に何か言ったのだと思いますが。
祖父もそこまで知識があるとは思えませんでしたが、祖父が選りすぐった今残るこれら骨董品たちは本来の価値以上に大切な祖父の形見となっています。
私自身、知識はありませんが、祖父の形見の「骨董品」として永代に受け継いでいきたいとも思っています。


>



スペシャルサンクス